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意外と知らない!ウェブサイトの公開方法と閉鎖手順
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最近では、ノーコードツールやCMSの進化により、誰でも簡単にサイトを立ち上げられるようになりました。しかし、「公開の仕方」は知っていても、「正しい閉鎖の仕方」まで知っている人は意外と少ないのではないでしょうか?
実は、サイトを公開する際にも、そして閉じる際にも、知っておくべきポイントや注意点がいくつか存在します。誤った手順で閉鎖すると、個人情報の漏洩やSEOへの悪影響、ドメインの悪用といった思わぬトラブルを引き起こすことも。
このコラムでは、ウェブサイトを安心・安全に「公開」し、そして「終わらせる」ための基本的な手順と、その裏に潜む落とし穴についてわかりやすく解説していきます。
ウェブサイト公開までの基本ステップ
ウェブサイトを作りたいと思っても、何から始めればよいか迷う方は多いものです。実は公開までには、住所となるドメインの取得や、データを置くサーバー契約など、いくつかの基本手順があります。ここでは、初心者でも迷わず進められるよう、公開までの流れを分かりやすく解説します。
■ドメインの取得
ドメインはインターネット上の住所のような存在です。「.com」「.jp」などの種類があり、用途や信頼性、覚えやすさで選びましょう。
■サーバー契約
サーバーはウェブサイトのデータを保存し、世界中のユーザーがアクセスできるようにするための場所です。契約方法には大きく分けて2つあります。
レンタルサーバー:月額数百円〜で利用でき、設定や管理が簡単。個人ブログや中小規模サイトに向いています。共有サーバー型では他の利用者と同じサーバーを使うため、コストを抑えられます。
クラウドサーバー:アクセス数に応じてリソースを柔軟に増減でき、大規模サイトや急なアクセス増にも対応可能。運用にはある程度の知識が必要ですが、拡張性と安定性が高いのが特徴です。契約前には「容量」「転送量」「サポート体制」「SSL対応可否」などの条件を比較検討しましょう。
■サイトデータの準備
WordPressなどのCMS(コンテンツ管理システム)を利用すれば、専門知識がなくてもデザインや更新が容易です。HTMLやCSSで自作する場合は、FTPソフトでサーバーにアップロードします。
■公開確認
公開前後には、すべてのリンクが正しくつながっているか(リンク切れ)や、ブラウザやデバイスによる表示崩れがないかを確認します。特にスマホ・タブレット・PCでの表示差をチェックすることが重要です。また、SSL証明書を設定し、URLを「https」にすることで通信が暗号化され、第三者による情報の盗聴や改ざんを防げます。Google検索での評価向上にもつながるため、必ず設定しておきましょう。
公開後に押さえておくべき運用ポイント
ウェブサイトは公開して終わりではなく、運用を続けることで初めて価値を発揮します。公開直後は順調に見えても、セキュリティの脅威や情報の古さ、検索順位の低下など、放置すればさまざまな問題が発生します。安全性と信頼性を保ち、効果的に集客するためには、日々の管理と改善が欠かせません。ここでは、運営者が押さえておくべき4つの重要ポイントを解説します。
■セキュリティ管理
サイトを安全に運営するためには、管理画面やサーバーのパスワードを強固に設定し、定期的に変更することが大切です。また、データの定期バックアップを行い、トラブル時に迅速に復旧できる体制を整えましょう。WordPressなどCMSを利用している場合は、テーマやプラグインを最新バージョンに保ち、脆弱性を放置しないことが重要です。
■アクセス解析と改善
Google AnalyticsやSearch Consoleを活用し、訪問者数や検索キーワード、離脱率などを分析します。その結果をもとにページ構成や導線を見直し、コンテンツやデザインを改善することで、より多くのユーザーに利用されるサイトへ成長させられます。
■コンテンツ更新
検索エンジンは新しい情報を好むため、定期的な記事追加や情報更新がSEOに効果的です。古い情報の修正やリンク切れの対応も忘れずに行いましょう。
■法令順守
ネット販売やサービス提供を行う場合は、特定商取引法に基づく表示やプライバシーポリシーの掲載が必要です。これにより利用者の信頼を高め、トラブル防止にもつながります。
ウェブサイト閉鎖の正しい手順
ウェブサイトを閉鎖する際は、単にサーバー契約を解除するだけでは不十分です。データや顧客情報の保護、検索エンジン上での情報整理、利用者への周知など、適切な手順を踏まなければ、思わぬトラブルや信頼低下を招く可能性があります。ここでは、安心かつ円滑に閉鎖するための流れを解説します。
■バックアップ取得
まずは、サイト内のテキスト、画像、動画、データベースなど、必要なデータをすべて保存します。閉鎖後に再利用する可能性や、証拠として保管しておく必要がある場合もあるため、外部ストレージやPCに安全に保管しましょう。
■コンテンツ削除とインデックス整理
サイトデータを削除するだけでなく、Google Search Consoleなどを使って検索エンジンのインデックスから削除を依頼します。必要に応じてrobots.txtやmetaタグでnoindex設定を行い、閉鎖後のアクセスを防ぎます。
■契約解除
サーバーやドメインの契約を停止します。解約日は余裕を持って設定し、契約更新日直前にならないよう注意しましょう。
■周知とリダイレクト設定
顧客や取引先、利用者に閉鎖を事前に案内します。関連サービスがある場合は、別サイトへのリダイレクト設定を行い、ユーザーが迷わないよう配慮します。
ウェブサイトの公開や閉鎖には、ドメイン取得やサーバー契約、セキュリティ対策、バックアップなど、押さえるべき手順が数多くあります。正しい流れを理解して進めれば、安心してサイトを運営し、必要に応じて安全に閉鎖できます。準備と管理が、信頼性あるウェブ運営の鍵です。
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