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自社サーバーやレンタルサーバーなど、種類をご紹介
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ホームページを制作後に公開するには、「サーバー」が必要です。
ホームページのデータをサーバーにアップロードしないと、ネット上では閲覧できません。
「自社サーバー」を用意するか「レンタルサーバー」を契約することになります。
今回は、サーバーの種類をご紹介いたします。
サーバーとは
まずサーバーとは何でしょうか?
サーバーとは、インターネットなどのネットワークを通じて利用者にサービスを提供するコンピュータのことです。
【サーバーの仕組み】
サーバーの仕組みは性能にもよりますが、私たちが普段利用しているパソコンとほぼ変わりません。
パソコンでは、Excel・Word・PowerPoint、Photoshopなどと言ったようにソフトウェアをインストールして利用します。
サーバーも同様に必要な機能を利用するために様々なOSやソフトウェアをインストールしています。
サーバーはクライアント(利用者)からのリクエストに応じて、事前にインストールしておいたアプリケーションで算出した結果をレスポンスで返すことが主な仕事です。
【クライアントとは】
ユーザーは、各自のPCブラウザからURLを入力し、サーバーのWebプログラムにアクセスしますが、この、各ユーザーのPCのことを「クライアント」と言います。
【リクエストとレスポンスとは】
Webプログラムでは、クライアントとサーバーが「要求」と「応答」のやり取りを繰り返しています。
ユーザーがブラウザから「このページを見せて」というリクエスト(要求)を行うと、サーバーはそのページのHTMLをレスポンス(応答)します。
リクエスト(要求)を送って、レスポンス(応答)が返される、この1回分のやり取りを「1リクエスト」と言います。
「データの保管」や「クライアントからリクエストがあったときに表示する」には、サーバーが必要だということです。
サーバーの種類
サーバーには、「物理サーバー」と「仮想サーバー」の2種類があります。
■物理サーバー
物理サーバーとは、物理的に存在する1台のサーバーのことです。
物理サーバーには、さらに「共用サーバー」と「専用サーバー」の2種類に分けられます。
・共用サーバー
共用サーバーとは、いわゆるレンタルサーバーのことです。
1台の物理サーバーを複数の人で共有します。ほかのユーザーと一緒に使用するため、メモリの上限などが設定されています。
共有であるため、他の利用者の影響を受けやすいというマイナス面もありますが、レンタル料金は4つのサーバーの中で一番安いようです。
・専用サーバー
専用サーバーは、物理サーバーそのものを1台レンタルするため、企業や個人で自由に使うことができます。
サービス・アプリケーションの開発・運営をするときや、大量アクセスに対応したいときに便利です。
一方、サーバーの運用や構築も自分でしなければいけません。
■仮想サーバー
仮想サーバーとは、1台の物理サーバー上で複数台のOSを動かすことで、『複数のサーバーと見なして』稼働させる仕組みのことです。
仮想サーバーは、さらに「VPS」と「クラウドサーバー」の2種類に分けられます。
・VPS
レンタルサーバーでありながら、自分専用の「仮想サーバー」を使えるサービスです。
1台のサーバーの中に、いくつもの仮想サーバーを構築することで、費用を抑えながら自由度を高めています。
・クラウドサーバー
インターネットを通して、自分専用の仮想サーバーを利用できるサービスです。
拡張性が高く、専用サーバーよりも費用を抑えやすいのが特徴です。
ECサイトなどでよく利用されています。
サーバーの用途
これまでご紹介した4種類のサーバーは、コンピュータとしてのサーバーです。
それに対して用途に応じてさまざまな機能の提供を実現するのがソフトウェアとしてのサーバーです。
主なサーバーとして知られている6種類をご紹介いたします。
●Webサーバー
Webページを表示するためのサーバーで、HTMLファイル(テキスト表示に必要)やCSSファイル(画像ファイル)が、納められています。
ホームページ運営には必須のサーバーです。
●メールサーバー
メールの送受信に使われるサーバーで、1つのサーバーではなく、送信用の「SMTPサーバー」と受信用の「POP3サーバー」、2つのサーバーを使ってメールを送受信しています。
●データベースサーバー
利用者からのリクエストに応じて、データベース上にあるデータを送り返すためのサーバーで、データベース管理システムを使って、データを整理しています。
●DNSサーバー
Webサイトにアクセスしたり、メールを送受信したりする際に必要な「ドメイン名」を、IPアドレスに変換するために使います。
インターネットを利用する上で欠かせないサーバーです。
●FTPサーバー
Webサーバーにファイルを送受信するために用いられ、サイト運営者の手元にあるデータをWebサーバーに転送したり、クライアントがデータをアップロード・ダウンロードしたりするのに使われます。
●SSHサーバー
インターネットにアクセスするクライアントとアクセス先の間に入って、クライアントの情報を守るサーバーで、パスワードや暗証番号などの個人情報等を送信する際に、SSHサーバーによって暗号化され、第三者にはわからない状態になります。
まとめ
知識に自信のない個人が利用するなら共有サーバーがいいでしょう。
サービスにもよりますが料金が安く、設定の必要もありません。
料金が安いのがVPSで、ほかのユーザーの使用量に影響されない点が、共有サーバーよりも優れています。
情報量が多い場合には専用サーバーとクラウドが適しています。
企業のホームページなど、安定して情報を流通させたいと考えるならば、この2種類から選ぶのがいいでしょう。
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